ソフト闇金は、一見して従来の闇金業者よりも親切な印象を与えることがあります。

 

これらの業者は自らを「ソフト闇金」と称し、顧客に対して比較的丁寧な対応や、強引な取り立てを避けることをアピールしています。

 

しかし、彼らが提供する融資条件は法外な金利を含むため、その本質は違法な闇金活動と変わりありません。

 

ソフト闇金を選んだ利用者の中には、その存在を誤解していたり、「少しでも安全だろう」と考えて借入れを決める方もいます。

 

このような判断は、ソフト闇金業者が意図的に作り出した安心感に基づくものであることが多いです。

 

ソフト闇金と従来型の闇金の違いについて詳しく説明しますが、最も重要なことは、どちらも違法であるという点です。

 

利用者は、表面的な対応の違いに惑わされず、その違法性を理解し、避けるべきであることを肝に銘じるべきです。

 

ソフト闇金は、外見や接客態度が柔らかく、穏やかな印象を与えることで知られていますが、その実態は従来の闇金業者と変わらない違法な貸金業を指します。

 

審査がほとんどないにもかかわらず、提供される融資の金額は限られており、金利は法外に高い点が共通しています。

 

ソフト闇金が採用している手法にはいくつかの特徴がありますが、主な点は以下のとおりです。

法外な金利

ソフト闇金でも、利率は闇金と同様に高く設定されています。

 

ソフト闇金からの借入れは、一見して手軽で柔軟な融資のように思えるかもしれませんが、その利率は法定利率を大幅に超える高額なものが設定されています。

 

例えば、7日で20%、10日で30%といった異常に高い利率です。法律で定められた年利の上限は、借入金額によって20%、18%、15%となっており、ソフト闇金の利率はこれらを大きく上回ります。

 

特に、日割りで計算される「トイチ（10日で10%）」や「トサン（10日で30%）」、「トゴ（10日で50%）」などの用語は、10日単位で利息が加算されるため、年利換算すると1,095%にも達します。

 

これは法定利率の上限をはるかに超えるため、非常に高いコストが発生することになります。

 

加えて、ソフト闇金では手数料という名目で追加の費用が請求されたり、返済を受け付けないなどの不当な手法で延滞料金を課すことがあり、借金の状況をさらに悪化させる原因となります。

SNSを通じた取引

ソフト闇金は、従来の店舗を構える業者とは異なり、SNSを主な活動の場としています。

 

SNSを通じて、「困っている人への個人的な融資」を偽装した広告を出し、連絡先として電話番号やメールアドレスを公開しているのが一般的な手口です。

 

XやInstagramのDM、LINEなどのメッセージングアプリを通じて、貸し付けの手続きを進めることが多いです。

 

特に、若者や専業主婦、一般の女性などをターゲットにしたソフト闇金の存在が目立ちます。

 

軽い気持ちでSNS経由でお金を借りようとする人々が、その狙い撃ちとなっています。

 

問題は、これらのソフト闇金が単なる個人間融資を装っているに過ぎず、実際には闇金業者が運営しているケースが少なくないことです。

 

更に悪質なケースでは、金銭的な借入れの代償として、性的な写真の提供や肉体関係を強要するなどの性的被害に遭う事例も報告されています。

 

「ソフト闇金」という名称が示すような柔和なイメージとは裏腹に、実際には重大なリスクを伴う闇金行為であることを理解し、注意が必要です。

 

このようなリスクから身を守るためにも、金銭的な困難に直面した際には、ソフト闇金へのアプローチを避け、信頼できる金融機関や専門家へ相談することをお勧めします。

安心感の提供

ソフト闇金は、従来の金融機関で融資を受けることが困難な人々、例えば信用情報に問題がある人や未成年者に対しても、貸し付けます。

 

申し込み手続きを簡略化し、最低限の審査条件を設けることで、より多くの人々を対象に融資をしています。

 

ソフト闇金業者は、「他の金融機関とは違う、もっと柔軟に対応します」などという言葉で、利用者に安心感を与えようとします。

 

このような誘い文句に心を動かされた利用者は、その後に待ち受ける違法な高金利での貸し付けに気づかずにお金を借りてしまうことが少なくありません。

 

このような手口は、表面的には利用者に対して親切な印象を与えるかもしれませんが、実際には違法であり、金融的なリスクが非常に高いことを理解することが重要です。

対応がとても丁寧

ソフト闇金業者は、従来の闇金に見られるような威圧的な態度とは違い、対応が丁寧です。

 

多くの場合、お金を借りる人々を、恐ろしげな様子ではなく、サラリーマンのような服装をした礼儀正しいスタッフが対応します。

 

このような業者に接すると、「闇金のイメージとは全く異なる、非常に丁寧で優しい」と感じる人も少なくなく、その意外性によって警戒心を解かれやすいです。

 

また、借入れを検討している人の金銭的な悩みに対して、共感を示し、親身になって話を聞くことで、信頼感を構築しようとします。

 

このように、ソフト闇金は利用者に対して親切で丁寧なフロントサービスを提供することにより、利用者が安心してしまい、結果的に法外な金利での借入れにつながるケースが多く見られます。

 

しかし、これは利用者を惹きつけ、結びつけるための戦略に過ぎず、その背後には違法な高金利融資の実態が隠されています。

取り立てが優しい

ソフト闇金は、従来の闇金に見られるような暴力的や恐喝的な取り立てを行わないとされていますが、その背景には単なる親切心からではなく、自らの違法な行為を隠蔽し続ける戦略があります。

 

ソフト闇金が穏やかな取り立てを行う主な理由は、その違法行為が弁護士や警察に発覚し、法的な介入を受けることを避けたいという計算に基づいています。

 

暴力や恐喝による取り立てが行われると、被害者が法的な助けを求める可能性が高まり、業者自身が摘発されるリスクが高まるからです。

 

一方で、返済期日を過ぎても柔軟に対応することがあるなど、表面上は利用者に対して融通を利かせる場合もあります。

 

例えば、返済期限の延長や、元本の支払いを見送り利息のみを支払う「ジャンプ」などの対応が挙げられます。

 

しかし、これらの対応はあくまで例外であり、返済が滞ると突然態度を変え、厳しい取り立てを行うソフト闇金も少なくありません。

 

そのため、ソフト闇金からの融資を受ける際には、その後の取り立てが厳しくないという安心感に騙されないよう、十分な注意が必要です。

返済が遅れると厳しい取り立てを行う可能性がある

ソフト闇金が表面上は「通常の闇金に比べて穏やかな取り立てを行う」と宣言していることがあるため、一見してより安全な借入先であるかのように感じることがあります。

 

また、金融庁が公開する「違法な金融業者に関する情報」リストに記載されていないソフト闇金業者も存在します。

 

しかしながら、返済が遅れた場合には、ソフト闇金からの嫌がらせや厳しい取り立てに直面するリスクが高まります。

 

これには、以下のような行為が含まれる可能性があります。

これらの行為は、ソフト闇金がいかに「安全」と自称していたとしても、その本質が違法な高利貸しの業者であることから逃れられないことを示しています。

 

そのため、ソフト闇金からの借入による嫌がらせや取り立てを完全に避けることは保証できません。

 

もしすでにソフト闇金から借り入れてしまった場合、闇金に対する対策として弁護士に相談することが推奨されます。

 

専門の弁護士は、違法な取り立てを止めさせるために、法的知識を駆使して闇金業者との交渉を行います。

 

このような専門家の介入が、被害の拡大を防ぎ、解決への道を開くことになるでしょう。

個人情報が流出し悪用される危険性

ソフト闇金から融資を受ける際、身分証明書や勤務証明など、多くの個人情報を提供することが求められます。

 

これには運転免許証、パスポート、マイナンバーカード、健康保険証、住民票などが含まれ、勤務先の情報としては給与明細や給与振込先の口座情報、社員証、名刺などがあります。

 

利用者の住所、氏名、勤務先といったデータだけでなく、「経済的に困窮している」という状況も公開されることになります。

 

一度このような情報がソフト闇金に渡ると、他の闇金業者へ情報が流出し、「お金を貸します」という連絡が他の業者からも来るようになることがあります。

 

さらに、一度に複数のソフト闇金から借り入れると、借金が急速に増加するリスクがあります。

 

更に深刻な問題として、個人情報の流出はソフト闇金だけにとどまらず、最悪の場合は犯罪組織へと渡ってしまうこともあります。

 

最近では、「闇バイト」を通じて犯罪に加担させられるケースも報告されており、これらの犯罪グループは最初に「闇バイト」応募者の個人情報を収集し、脅迫を用いて犯罪活動への参加を強要します。

 

金融的な困難からソフト闇金に手を出した人々の個人情報が、犯罪の標的にされる可能性があるため、非常に高いリスクを伴います。

ソフト闇金が提供するサービスは、表面上親切な対応や穏やかな取り立て方法によって、従来の闇金業者との差別化を図っています。

 

しかし、その背後で行われる法外な金利での貸し付けは、根本的に闇金と何ら変わりありません。

 

返済が遅れた際には、嫌がらせや脅し、さらには借り手の口座情報を他のソフト闇金業者に売却するなど、違法な対応が取られることがあります。

 

また、返済の圧力をかけるために、他のソフト闇金からの借入を促す場合もあります。

 

特に、SNSを通じて容易にアクセス可能なソフト闇金の存在は、若者や専業主婦など、金融知識が限られている層にとって大きなリスクとなっています。

 

これらのプラットフォーム上で、知識不足からソフト闇金の罠に陥ってしまうケースが後を絶ちません。

 

このような状況に陥った場合、闇金問題に精通した弁護士に早急に相談することが最善の対処法です。

 

専門の弁護士は、闇金からの違法な取り立てを停止させる手段を知っており、被害者の権利を守るために適切なアドバイスを提供します。

 

違法なソフト闇金からの借入れによる悪循環を断ち切るためにも、専門家のサポートを受けることが重要です。

ソフト闇金の相談・解決なら「ウォーリア法務事務所」

代表司法書士　坪山正義

大阪司法書士会会員（第3831号）

簡裁訴訟代理等関係業務認定会員（第1012073号）

 

ウォーリア法務事務所の坪山司法書士はめちゃくちゃ闇金に強いスゴ腕司法書士さんです。

 

空手家でどんな闇金もぶっ潰す最強の法律家です。

 

大阪に事務所がありますが全国どこの闇金業者も撃退してくれます。

 

相談も無料です。電話するとめっちゃ気さくな方ですよ。